バリアフリーマップには、触ってわかる地図(触知図)とそうでないものがありますが、
展示したバリアフリーマップは、触知図27点、触知図以外のものが77点と、合計100点以上を展示しました。
また、触知図の中にも、印刷技法によって、次の3種類に大きくわけて展示をしました。
①UV印刷
紫外線印刷(UV)を照射することで硬化乾燥するインキを使用して行う印刷をUV印刷といいます。
この技法は専用紙を必要とせず、透明な樹脂を用いるので視覚障害者と晴眼者の共用を目的とした場合に有効です。
②サーモフォーム
触感や形の異なる素材を用いて原紙を作成し、その上に専用紙をかぶせて、加熱・真空処理を行う手法です。
高さや触感の表現方法が最もすぐれており、比較的多くの情報量を盛り込むことができます。
③立体コピー
ペンやパソコンを使って図形や文字が描かれた原稿を、コピー機で専用紙に印刷し、それを立体コピー機で感熱処理することで、描いた部分を浮き上がらせる手法です。
作成は容易ですが、用紙が高額で、大量印刷には適していません。
④エンボス
点字のように、点字用紙に展で凹凸をつけて表示する方法です。
盲学校をはじめ、多くの場で使用されています。
3種類ぐらいの大きさを使い分けて地図を描きますが、表現力にやや欠ける面があります。
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