NPO法人横浜ジェントルタウン倶楽部



◇◇◇ ★「NPO法人設立を記念する会」(2010年8月20日)のご報告★ ◇◇◇


◆「NPO法人設立を記念する会」開催

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「NPO法人設立を記念する会」 これまでの活動紹介の様子の写真

横濱ジェントルタウン倶楽部は、先日横浜市より特定非営利活動法人の認証を受け、2010年8月4日に登記申請を終え、NPO法人として新たなスタートをきりました。
そこで、下記のとおり「NPO法人設立を記念する会」を開催いたしました。
たくさんの方にお越しいただき、貴重なご意見を賜ることができました。
ご来場くださいました皆様、誠に有難うございました。
          記
●日時:2010年8月20日(金)15:00~18:00
●場所:エクセル伊勢佐木
横浜市中区伊勢佐木町1-7-1 (旧松坂屋西館)1F
●参加者数:59名(ゲスト30名、倶楽部会員29名)
●プログラム
 ①これまでの活動紹介 15:00~15:45
 ②座談会「横浜におけるバリアフリー観光の推進」 15:45~16:45
 ③懇親会 16:45~
●参加費:1人1,000円(懇親会に参加された方のみ)
●主催:NPO法人横濱ジェントルタウン倶楽部

◆座談会「横浜におけるバリアフリー観光の推進」 15:45~16:45

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座談会の様子の写真

○コーディネーター
 横濱ジェントルタウン倶楽部  櫻井淳

○パネラー
 トラベルフリーの会  杉山徹
 横浜シティガイド協会  嶋田昌子
 横濱ジェントルタウン倶楽部  岡村道夫

○座談会の内容
横浜シティガイド協会 嶋田>
平成4年に協会を創設して以来、他都市から障害のあるお客様をガイドすることはあまり多くない。
どこへ連絡していいかわかっていないのではないか。
シティガイドが偶然にわかった人は、触る地図などを得られるし、シティガイドには手話通訳が4名いる。
手話のみでなく拡大文字にする必要があるため、2名一組で案内する。
現在は、月1回、横浜市内を案内している。
横浜ではバリアフリー観光の受け入れ準備は整っているが、「どこに情報発信をすべきか」「相談場所がわからない」ということが課題だと思う。
神戸ユニバーサル観光ガイドの情報は参考にすべきだ。


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櫻井(左)・嶋田(右)の写真

トラベルフリーの会 杉山>
トラベルフリーの会は15年前に障害者と健常者が一緒に旅行する会として発足した。
1995年当時はまだハード面のバリアが多く、人手でバリアを乗り越えて国内・海外の旅をしてきた。
バリアフリー観光の受入れには当事者が入った取り組みが必要だ。
台北に住む障害者との交流があり、当事者が案内(観光ガイドのみならず、おいしいお茶、食べ物屋など)して、街の風景を一緒に見た。
見る視点が当事者から伝わってきた。
横浜においても今日ご参加の当事者にも入ってもらい、横浜シティガイド協会などと一緒に、活動していかれたらと考える。

横濱ジェントルタウン倶楽部 岡村>
横浜にいろいろな人が来てほしいと思う。
JTB等とバリアフリーセンターなどの活動に取り組む必要がある。
情報の発信方法、ハード、ソフトの受け入れ態勢づくりなどの問題がある。
個々では多くの活動が取り組まれているので、その取り組みを広げていきたい。
おもてなし屋の人力車の取り組み、ホテルでのバリアフリーの取り組みもみられる。これらの情報を共有し、ネットワークすることで解決するのではないか。

横浜おもてなし屋(人力車) 鈴木>
通常は中華街を中心に活動している。
日本発の障害者対応の人力車として活動(手すりを設置するなど)している。
車椅子は通常の視線が低いため、人力車の高い視線を感じてほしい。
視覚障害者には人力車を触ってもらい、聴覚障害の方にも楽しんでもらえるように努めている。
山下関外エリア「手話教室」(異業種交流)で、手話で挨拶ができるようにしている(完璧ではなく、まずはあいさつから)。
マップを作成している。


写真1
杉山(左)・岡村(右)の写真

横濱ジェントルタウン倶楽部 櫻井>
横濱ジェントルタウン倶楽部では、障害者と一緒に回り、お店の案内ガイド(赤本)を作った。
トイレへの通路、手を貸してくれるなどのバリアフリー情報や、健常者も知らないおいしい店の情報などを扱った。
横浜の情報ソースは豊富にある。
人力車の方とのネットワークなど、広めていきたい。

横浜市観光経済局観光振興課長 星崎>
「地元愛」のある街は、観光客が集まると考えている。
みなさんの活動には「地元愛」が感じられる。

横浜市健康福祉局障害福祉部長 神山>
横濱ジェントルタウン倶楽部が作業所製品開発や「かもめ」をつかった活動などを手がけていることを知った。
旅行は、タビリハ(行く)といって、非日常の活動から自信をつけることができる。

相鉄建設 小川>
触る地図を見て、横浜駅で実現できないかと考えた。
触る地図を全国に送ったことで、盲学校から横浜への訪問者が増えたと聞いた。
エレベーターなどの設置により、利用者が10倍に増えた事例もみられる。
健常者は障害者が閉じこもりがちと考えるが、設備整備により、小旅行など活動を誘発できると考えている。

京急電鉄 森>
「横浜駅の触る地図」地図をつくるプロセスも楽しかった。
完成品も素晴らしいが、関係者との出会いが大きな得たものであった。
「駅」から外へ広げる、そのような視点をもっていきたい。

横濱ジェントルタウン倶楽部 櫻井>
障害者の旅行では介護者の同行が必要となるため、費用が倍加される。
しかし現地で介護者をつけることができれば、費用削減が可能となる。
神戸では入浴のケアサービスも実施されている。

横濱ジェントルタウン倶楽部 岡村>
費用だけでなく、制度の問題がある。在宅介護でないとヘルパーを付けられない。
移動については会員に入らないと、福祉関係の対象にならないが、短期間の滞在で会員登録するのは現実的ではない。

トラベルフリーの会 杉山>
以前は介助者なしで仲間内での旅行をしていた。
しかし介護保険制度ができ過保護な面もでている。
制約が多く融通がきかないので、当事者が1人で行動しづらいことも多い。
バリアフリー化の本来の目的は、障害者がなるべく自立し、一人で自由に活動することができることにあり、そんなジェントルタウン創りを目指したい。

横濱ジェントルタウン倶楽部 櫻井>
車いすと視覚障害者がペアで動くことで、介助者なしで自立して行動できる。

横浜シティガイド協会 嶋田>
「触る地図」には、車椅子トイレの情報が載っている。冊子「こころのバリアフリー」にはガイドの障害者への接し方が掲載されている。
迎える側の準備は十分ではないか。
しかしコーディネーターが必要である。観光にはコーディネーターの質が重要。
どこと組み、どのように活動していくのか課題である。

横濱ジェントルタウン倶楽部 櫻井>
バリアフリー観光は時間をかけて、つくりあげたい。今後もネットワーク強化を図りたい。

横濱ジェントルタウン倶楽部 岡村>
透析など医療的ケアが必要な人は、宿泊旅行が難しい。これを病院との連携で実現できないか。
それも含めてコーディネートすることで実現できないか。


写真1
座談会の様子の写真

◆「NPO法人設立を記念する会」の記事がタウンニュースに載りました!

当倶楽部のNPO法人化、活動内容や今回の記念する会についての記事が、8月26日号タウンニュースに載りました。
記事のタイトルは
バリアフリー推進でNPO設立 「横濱ジェントルタウン倶楽部」が法人化
となっています。
記事の内容は下記urlからご覧になれます。
http://www.townnews.co.jp/0113/2010/08/26/64738.html

◆お問い合わせ先

NPO法人横濱ジェントルタウン倶楽部事務局 桜井悦子
お問い合わせ先は こちら

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