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山下公園をご案内しましょう。臨海公園として昭和5年に開園した公園は、関東大震災で倒壊した瓦礫を海に埋めて作られたことはご存知ですね。美しい公孫樹並木の山下公園通りは、「関東の道百選」に選ばれています。休憩所の脇に石造りの「インド水塔」があり、天井のモザイクはハッとする見事さです。これは大震災時、在住のインド人を助けたことへのお礼に贈られたもの。大きく枝を広げた樹木の下でお弁当を広げる家族に出会える日もあります。芝生に入ってよいのも山下公園の良さです。海風を楽しみながら「赤い靴の女の子像」につきました。大正10年、野口雨情が作詞した歌から生まれた可愛らしい女の子の像。歌碑もあるので歌ってください。バラ園があり、「海の守護神」の像が見えます。米国サンディエゴ市から姉妹都市記念に寄贈されました。傍らの黒御影石の歌碑には「美しのサンディエゴ」作詞佐伯孝夫・作曲吉田正・歌渡辺はま子とあります。「かもめの水兵さん」の歌碑、ガールスカウトの像・ザンギリ髪の記念碑など、歩いているとたくさんのものに出会います。貨車を積んだ形のものはトリエンナーレの作品のひとつです。ではゆっくりと歩いて潮の香を楽しんでください。園内のトイレは、車椅子対応になっています。(落合)
- お話しを伺った人:
- 紹介者:NPO法人 横浜シティガイド協会