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大通り公園のある一帯は遠浅の入り江だったものを、1600年の中頃に吉田勘兵衛が農地用などに埋め立てて出来た吉田新田の中心に有ります。埋め立て時に出来た吉田川と開港後に船便の水路として作られた新吉田川は時代の経過とともに、その役目を終える時期が来ました。その2つの川を埋め立て1978年(昭和53年)9月9日に開園したのが 今の大通り公園です。この公園の特徴は長さ1200m、幅30m、広さが3.6haの規模の公園で、市営地下鉄坂東橋からJR関内駅南口まで続いており、細長く延びる公園は公園というより、広く造られた舗道という印象も有ります。全体の構成は3つのゾーンで構成されロダンの彫刻が配されバザーやお祭り等に利用出来る石の広場、水の一生をテーマとしてデザインされた池を中心とした水の広場、森の広場は全体の3分の2を占め、15000本の樹木が植えられています。また、市営地下鉄伊勢佐木長者町駅構内では、かつてここに流れていた吉田川、新吉田川に架かっていた蓬莱橋、千秋橋、横浜橋、阪東橋などの橋を偲んだ”橋の詩”というレリーフや2つの川の歴史の説明版なども設置されています。四季折々何時歩いても楽しめる公園です。(幸山)
- お話しを伺った人:
- 紹介者:NPO法人 横浜シティガイド協会